「夏休みの自由研究、なにしよう……」
子どもが小学生になると、必ずやってくるこのお題。
親としては「できればお金かけず、でも見栄えも良くて、しかも楽しめるやつがいいな〜」って思いますよね。
わが家では、ある日「なんか作りたい!」と言い出した子どもの一言から、サランラップの芯とすずらんテープを使った手作りなわとび作りにチャレンジしました。
材料は家にあるものだけ。道具もカッターナイフとハサミがあればOK。
ちょっと飛びにくいけど、それが逆に面白くて、最後には普通の縄跳びが飛びやすく感じるほど上達するというおまけつきでした。
この記事では、作り方から完成後の子どもの反応、そして「これ自由研究にめっちゃええやん!」と思った理由まで、写真なしでもイメージしやすいようにたっぷりお届けします。
きっかけは「なんか作りたい〜!」のひと言から
今年の夏休みも中盤にさしかかったある日、長女が「なんか作りたい〜!」と言い出しました。
正直、この時期は自由研究のネタ探しにも困っていて、正解が見えないまま日々が過ぎていたところ。
「家にあるもんでできるやつ、なんかないかな…」
そう思って家の中を見渡したら、使い終わったサランラップの芯と、余っていたすずらんテープが目に入りました。
「これ、なわとびにできるんちゃう?」
思いついた瞬間、子どもたちも「やってみたい!」と目を輝かせて、即スタート。
用意したもの(ぜんぶ家にあった)
- すずらんテープ(細め)…6本(2本で1束×3束にするため)
- サランラップの芯…1本(持ち手用)
- カッターナイフ(芯を半分にカット)※大人担当
- ハサミ
- セロテープまたはビニールテープ(固定用)
全部そろえるのにお金はかかってません。
家にあるものでOKなのは、親としてもありがたいポイントです。
作り方(三つ編みで“縄”を作る)
- すずらんテープを2本まとめて1束にします。これを3束用意。色を変えると完成後が華やかになります。
- 3束を三つ編みにして、1本の縄にします。目安は「子どもの身長+30〜40cm」くらい。三つ編みは単純作業やけど、子どもにとっては手先を動かす良い練習にもなります。
- サランラップの芯をカッターナイフで半分にカット。これは結構固いので、大人が安全第一で作業します。
- 三つ編みの両端を芯に通し、内側からテープでしっかり固定。外れにくくするために何重にも巻くのがコツです。
これで完成!作業時間は30分もかからないと思います。
完成後の子どもの反応
完成した瞬間、長女は満面の笑み。「できたー!飛んでみよ!」と早速チャレンジ。
……が、初めて回してみた感想は、「意外と回れる〜」。
そうなんです、すずらんテープの三つ編みは軽いから回れないかな〜と思っていたんです。
でもでもでも、意外と回れていたんです。
僕も「おー。いけるやん。」と思ってテンション上がりました。
でもでもでもでも、やっぱりちょっと普通の縄跳びより回りにくそう。
でもでもでもでもでも、それが逆に面白かったみたいで、「よし!もう一回!」「今度はもっと速く回す!」と何度もチャレンジ。笑いながら何度もトライする姿に、こちらも嬉しくなりました。
面白い変化が…!普通の縄跳びに持ちかえたら上達してた
一通り遊んだあと、ふと普通の縄跳びに持ちかえてみた長女。
その瞬間、「軽い!めっちゃ回しやすい!」と笑顔。
見ているこっちもすぐに分かるくらい、ジャンプのタイミングも回すスピードもスムーズになっていました。まるで重いバットで素振りをしてから軽いバットを振るような感覚。結果的に、手作りなわとびがトレーニング道具になっていたわけです。
自由研究としても映える理由
- 材料費ゼロでできる…家にあるもので完結するので、親の負担が少ない
- 作る工程に工夫がある…色の組み合わせ、三つ編みの長さ調整、芯の持ちやすさの改良など、自由度が高い
- 使ったあとの気づきがある…「ちょっと難しい→普通のがやりやすい!」という発見が、そのまま研究テーマにもなる
- 見た目もカラフルで写真映え…完成品を持っているだけで可愛い
まとめ:親子で楽しめる夏の小さな挑戦
今回の手作りなわとびは、わが家にとって作って楽しい・遊んで楽しい・成長も感じられる三拍子そろった夏の思い出になりました。
普通の縄跳びみたいに軽くて回しやすいわけではありません。
でも、そのちょっとした不便さが、子どもの「どうやったらうまくいく?」という工夫を引き出してくれます。
そして最後には「なんか上手になってる!」という成功体験までついてくる。
自由研究って、立派なテーマや高価な材料がなくても十分成立します。
むしろ、親子で笑いながら作れる時間こそが、一番の成果なのかもしれません。
今年の夏休み、まだテーマが決まってない方は、ぜひ「手作りなわとび」に挑戦してみてくださいね。