“お父さん見て!”は自己肯定感のサインだった!? 忙しい日のたったひと言が未来を変える
「お父さん見て!」って言われたとき、あなたはどんなふうに返してますか?
「見てるよ〜」と流したり、「今ちょっと待って」と言ったり。
でも、その“たったひと言”が、子どもの自己肯定感に大きく関わってるかもしれません。
今回は、実際のわが家でのやりとりをもとに、「見て!」にどう返すかで子どもがどう変わるか?
そして、忙しい毎日の中でもできる“ちょっとした工夫”をご紹介します。
◆「お父さん見て!」のホンネは、“見てくれてる?”の確認
3歳の次女が滑り台でひとこと。
「お父さん〜見てて〜!」
手で双眼鏡のかたちを作って、こっちを見てるのを強調してくる。
可愛い…けど、**何回目やねん!**っていうくらい連発される日もあります。
でも、これってただ見てほしいだけじゃなくて、
「ちゃんと私のこと、見ててくれてる?」っていう確認やと思うんです。
◆適当に返したあとの後悔…
「今、お母さんと話してるから後でね」と説明する時もあれば、
「見てる見てる〜」って適当に流してしまうこともあります。
で、そういうときに限って…
「お父さん、ちゃんと見てる?!」
と、怒られる(笑)
あとから思うんです。
あの「見てて」って言葉、チャンスやったんやなって。
せっかくの関われる瞬間を逃してしまったなと、後悔するんです。
◆実況中継で伝える“ちゃんと見てるよ”
最近、わが家でよくやってるのが実況中継スタイル。
たとえば滑り台なら、
「おっ、のぼってるな〜」
「今から滑るところやな〜!」
「おーっと、いった〜!」
これだけでも子どもはニコッとして、
「ちゃんと見てくれてる!」って安心してるのがわかります。
◆「見てるよ」より、「〇〇してたね」のひと言
ただ「見てたよ〜」だけじゃなくて、
「〇〇してたね」って返すのが、実は一番伝わるなと思ってます。
- 「高くジャンプしてたな〜」
- 「ちょっと怖そうにしてたけど、チャレンジしてたね」
- 「前よりも上手になってたで」
そんな風に行動を具体的に言葉にしてあげると、
「お父さんほんまに見ててくれたんや」って子どもの顔がパッと明るくなる。
◆お父さんは“ふざけ役”だけじゃなく“見てる役”でも
わが家では、ふざけるのはだいたい僕の担当。
遊びのときはいつも「キャー!」とか「うわー!たべられる〜!」とかやってるけど、
「見守る人」としても存在感を出せたら、子どもにとってはもっと大きな安心になると思ってます。
ふざけて笑わせるだけじゃなく、
「ちゃんと見てるで」「今のすごかったな」って言葉をそっと添える。
これだけで、子どもの自信ってぐっと育つんやなって実感してます。
◆シロ(柴犬)には「見て!」って言わないけど…
うちの白柴シロには、「見て〜!」とは言わないけど、
子どもたちはシロに対してもなんとなく“自慢げ”。
笑いながら近づいて、「なあなあ、すごいやろ?」みたいな顔をする。
シロは無言やけど、じーっと見てくれる。
それだけでも、子どもにとっては
「誰かに見てもらってる」っていう感覚が育つのかもしれません。
◆まとめ:「見てるよ」って、伝えることが大事
子どもが「見て!」って言ってくれるのは、
自分を信じたい、認めてほしいサイン。
忙しいときもあるし、しんどいときもある。
それでも、「見てるよ」「〇〇してたね」のひと言だけは伝えようと心がけています。
今日も「お父さん見て!」って言ってくれてありがとう。
それは、あなたを信頼してる証なんかもしれませんね。