お姉ちゃんだって、甘えたい|“遠慮する長女”に気づいた日

子育て

「抱っこ〜!」と甘える次女。
その横で静かに歩いていた長女に、ふと「抱っこしよか?」と声をかけてみた。

すると…パッと笑顔がはじけ、「やったー!」と喜ぶ長女。

え?そんなに嬉しかったん?
もしかして、ずっと我慢してた?

お姉ちゃんってだけで、“甘えたい気持ち”を封印していたのかもしれない。

このブログでは、
✔️ 上の子が「甘えることを諦めてしまう」理由
✔️ 親の何気ない言葉が子どもの心に与える影響
✔️ 長女との関係を深めるために親ができること

を、実際のエピソードとともにお伝えします。

「上の子の気持ち、気づけてなかったかも…」と感じたあなたにこそ、読んでほしい内容です。

旅行中の帰り道で気づいた長女の気持ち

ある旅行中、家族4人で遊びに出かけて、帰り道を歩いているときのこと。

みんな少し疲れた様子。
僕は何となく、長女に向かって声をかけました。

「長女、抱っこしよか?」

その瞬間、長女の顔がパァッと明るくなって、
「うん!」と即答。そして「やったー!」とまで言ってくれたんです。

その笑顔を見た瞬間、なんとも言えない気持ちになった。

「言わない」じゃなくて「言えなかった」だけかも

長女は7歳。
さすがにもう自分で歩けるし、なんでもある程度自分でできる。

「抱っこ〜!」なんていうことはほとんどない。
でもそれって、「言いたくない」んじゃなくて、「言っちゃダメ」だと思ってるだけかもしれない。

もしかしたら、心の中では何度も「私も抱っこしてほしいな」って思ってたんちゃうかな。
けど、次女ばっかり抱っこされてる姿を見て、
「私はお姉ちゃんだから我慢しなきゃ」って、無意識に思ってたのかも。

「また〜」のひと言が長女を遠ざけてた?

僕ら親は、次女の“甘え”に慣れてきていて、つい「また〜」と口に出してしまっていた。

でもそれって、次女だけに向けた言葉じゃない。
近くで見ていた長女にも、確実に届いてた。

「また〜」=「何度も言ったらめんどくさいって思われるんや」
「甘えたら、イヤな顔されるんや」

そう思わせてたかもしれない。
長女は感受性が強い子だから、そういう空気をきっと敏感に感じ取ってたんやと思う。

次女に向けた言葉や態度でも、長女の心に“制限”をかけてたのは、他でもない僕たちやった。

長女の“甘え”も、大切にしたい

長女が「やったー!」って喜んだあの一言。

それは、ただの“嬉しい”じゃなくて、
「やっと言えた」「やっと甘えられた」という安堵の表情やった。

お姉ちゃんになったからといって、甘えたい気持ちがゼロになるわけじゃない。

「お姉ちゃんなんやから」
「もう7歳やし」
「ひとりでできるやろ」

そんな言葉が、どれだけ心に重たく響いていたか。

抱っこって、ただの移動手段じゃない。
子どもにとっては“つながり”であり、“安心”のサイン。

そのサインを見逃したくない。
言葉にしてくれなくても、ちゃんとこちらから見つけてあげたい。

我が家でやろうとしている“長女に伝わる関わり方”

あれから僕は、長女との関わり方を少し変えていこうと意識するようになった。

たとえば、これから意識してやろうとしていることはこんなこと:

  • 朝の支度中、「おはよう〜」と同時にハグする
  • 公園から帰る道で「抱っこしよか?」とこちらから声をかけてみる
  • 次女に対して「また〜」という言葉をなるべく使わず、まずは一度受け止める
  • 長女と2人きりの時間を意識的につくって、「いつでも甘えてええんやで」と言葉にする

まだ実践しきれているわけではないけど、
「長女の甘えたい気持ちにも応えていこう」と思えたことで、
僕のなかでも少し視点が変わってきた気がする。

「甘える力」も育てていきたい

親として、子どもに何かを“教える”ことばかりに気を取られがちやけど、
「甘える力」「頼る力」も、大切に育てていきたい。

とくに長女は、次女ができてから、心の中に“甘えたいのに言えない”が溜まってることがあるのかもしれません。

だからこそ、こう声をかけていきたい。

「お姉ちゃんやからって、我慢せんでいいよ」
「〇〇も抱っこしてほしいときは、言ってな」

大きくなっても、どこかで甘えられる場所があるって思ってくれること。
それが、親である僕らにできる“安心の土台”づくりなんちゃうかな。

まとめ:言葉にしないサインに気づける親でいたい

子どもは、大人が思ってる以上に周りを見てる。
そして、空気を読んで、遠慮して、我慢する。

とくに“上の子”は、無意識にたくさんのことを背負ってる。
だからこそ、「言わなかった」ことに、ちゃんと目を向けてあげたい。

これからも僕は、長女の“あの笑顔”を忘れずに、
声にならない気持ちにも耳を傾けていきたいと思います。

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